日ノ池


 15m×16.5mの円形の池です。発掘調査により、戦国時代の平坦な石敷き面と段状の石垣が確認されました。遺物としては、戦国時代の陶磁器などの遺物が出土しましたが、この時代より古い平安時代の遺物で水に関する祭祀に使われたと考えられる「土馬」(流し雛のようなもの)が出土したことから、日ノ池は生活用水というよりも、戦勝祈願や雨乞いなどの儀式に使用された池と考えられています。
 またこのような山頂付近に日ノ池・月ノ池という2つの大きな池をもつ山城は全国的にも珍しく金山城の特徴の1つです。